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柱③ 温かい地域との触れ合いを通じて温かい心を育む

  • 4月7日
  • 読了時間: 4分

3つの柱説明シリーズも今回で最後。3本目、「地域との触れ合いから、温かい心を育みま

す」という方針に込めた想いをお伝えします。


私たちが「弥永」にこだわって園をつくった理由

そもそも、なぜ私たちがこの筑前町弥永という場所にこだわって保育園を建てたのか。そこには強い思い入れがあります。 この地は、代表が実際に住んでいる場所であり、私(園長)自身が生まれ育った、かけがえのない故郷です。幼い頃から人々の温かさに触れ、支えられて育ってきました。「本当に温かい人たちばかりのこの場所で、子どもたちを育てたい」——その強い気持ちが、そらまめ保育園の原点です。 自然豊かな環境で働く農家の方や林業の方など、魅力的な大人たちの姿を子どもたちに間近で見せてあげたい。そんな地域の人々への全幅の信頼が、私たちの保育の根底にあります。


大人の背中から学ぶ「コミュニケーションの見取り稽古」

私たちがこの柱を通して大切にしているのは、子どもたちに「保育士のコミュニケーションを『見取り稽古』で学んでほしい」ということです。 言葉で「こうしなさい」と教えるマナーよりも、私たち保育士や園長が地域の方々とどのように接し、どのように心を通わせているか。その「大人の振る舞い」を間近で見せることで、子どもたちが自ら何かを感じ取り、自分なりの人との関わり方を掴んでいくプロセスを大切にしています。 散歩中に出会う方々との何気ないやり取り。家族や先生以外の大人と心を通わせるその生きたお手本を、日常の中で示していきたいと考えています。


AI時代だからこそ、問われる「非認知能力」

昨今、AIの進歩は目覚ましく、現在園に通っている子どもたちが社会に出る頃には、社会の姿は私たちが経験してきたものとは全く別物になっているでしょう。 その中で大事なのは、AIでは代替できない、子どもたち一人ひとりの「自分らしさ」だと確信しています。どのように仲間を増やし、その仲間と知恵を出し合いながら、新しい価値を生み出していくか。そこでは、数字では測れないコミュニケーション能力や創造性、積極性やセンスといった「非認知能力」が、これまで以上に問われる時代になります。 だからこそ「そらまめ」では、この非認知能力を伸ばすことにとことんこだわった保育を実践していきます。


記憶の片隅にある「挨拶」が、一歩踏み出す力になる

私たちが願うのは、子どもたちがこれから先の人生で、誰かと関わる場面でふと立ち止まったとき、私たちの姿が「温かな手本」として心に浮かぶことです。 例えば、園長がどんな時も自分から先に地域の方へ挨拶をする。その姿を見て育った子が、学校生活やその後の社会で、「そういえば、保育園の先生たちはいつも自分から楽しそうに挨拶していたな。自分もちょっと声をかけてみようかな」と、ふと思い出してくれるかもしれない。 実際にそうなるかは分かりません。でも、その子の心の片隅に「温かな交流の記憶」がひとしずくでも残っていてくれたら、それだけで私たちは嬉しいのです。そんな願いを込めて、私たちは今日も地域の方々との関わりを積み重ねています。


「愛される存在」から「共に生きる存在」へ

開園してからの2年間、私たちは地域の方々に本当に温かく支えられてきました。ホームページにある「草スキー」の写真も、地域の方々に「あそこで遊ばせてほしい」とお願いをしたところ、子どもたちのためにと、自ら草を刈って整えてくださった場所です。 地域の方々に愛されてきたこの2年間を経て、今、私たちは「保育園として弥永の地にどう貢献し、還元していくか」という新しいフェーズに入っています。子どもたちの笑い声が響く環境を地域に提供し、私たちの活動が地域の力となる。そうすることで初めて、対等で良好な関係になれるのだと思います。 私たち大人が地域との良好な関係を築く努力を続ける。その背中を見せ続けることが、子どもたちが自分自身で「何か」を見つけるきっかけになると信じ、日々の実践を続けています。


これからの長い人生、どんな場面でも、ふとした瞬間に「あの時の大人たちの温かさ」を思い出して、自分らしく誰かと心を通わせることができる。そんな強くてしなやかな「温かい心」を、大好きなこの弥永の地で、地域のみなさんと共に育んでいきたいと思っています。

 
 

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