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田舎のちいさな保育園
そらまめコラム
1 日前


そらまめタグ解説③ #百の言葉 ―― 【ローリス・マラグッツィ編】
そらまめの保育の土台になっている「6人の保育の先人たち」の知恵をひもとくシリーズ。マリア・モンテッソーリ、倉橋惣三に続く第3回は、イタリアの実践家、ローリス・マラグッツィです。 レッジョ・エミリア・アプローチを語るとき、彼の存在は欠かせません。けれどマラグッツィは、ただ立派な教育理論を語った人ではありませんでした。大人の都合でつくられた教育の枠組みや、「こう育つのが正しい」「これができれば安心」といった大人側のものさしに対して、本当にそれだけで子どもを捉えきれるのか、と問い続けた人でした。彼の仕事をひと言で表すなら、大人が決めつけた“子どもの見方”を、根本から見直させた人だったのだと思います。 大人の「子どもの見方」を問い直した人 マラグッツィは、20世紀のイタリア、レッジョ・エミリアという町で、戦後の教育実践を長い時間をかけて育てていった人物です。戦争の傷跡が残るなか、地域の人びとは「子どもたちの未来を、自分たちの手でつくりたい」と立ち上がりました。その思いを、保育や教育の哲学として言葉にし、現場の形にし、社会へひらいていった中心人物の一人が、
3 日前
7月31日


そらまめタグ解説② #あそびの真髄 ―― 【倉橋惣三編】
そらまめの保育の土台になっている「6人の保育の先人たち」の知恵を紐解くシリーズ。 前回のマリア・モンテッソーリ(イタリア)に続く第2回は、日本の幼児教育の原点を作った大先輩、倉橋惣三(くらはし そうぞう)の登場です。 保育の世界では知らない人はいない超・有名人ですが、教科書に載っているようなお堅い説明はちょっと横に置いておきましょう。彼の本質を一言で言うなら、子どもの心にどこまでも寄り添い、子どもと同じ目線で世界を面白がることができた「共感の達人」でした。 子どもの「おもしろい」を一緒に面白がった人 明治から昭和にかけて活躍した倉橋は、日本最古の官立幼稚園である「東京女子高等師範学校(現在のお茶の水女子大学)付属幼稚園」で長く主事を務め、生涯をかけて子どもの姿を見つめ続けました。 当時の日本の教育現場では、大人が決めたお行儀や、綺麗に見せるためのお遊戯の「型」を子どもに教え込むような、形式主義的な保育が少なくありませんでした。前回のモンテッソーリの言葉を借りるなら、まさに「大人の都合でガチガチに縛った教育法」です。 そんな時代に、倉橋は著書『幼稚
7月13日


そらまめタグ解説① #手の知性 ―― 【マリア・モンテッソーリ編】
前回のブログで少しだけお話しした、アプリ(コドモン)で始まる「#そらまめタグ」。 これは単に小難しい理論を並べたいわけではありません。「これを知ると、先生たちがどんなプロの目線で写真を撮っているのかが分かって、毎日の記録が10倍おもしろくなる!」という、いわばプロの覗き窓のようなものです。 というわけで、そらまめの保育の土台になっている「6人の保育の先人(オタク)たち」の知恵を、今回から1人ずつじっくり解説していきます。 記念すべき第1回は、日本でも「モンテッソーリ教育」として広く知られる、イタリアのマリア・モンテッソーリです。よくテレビなどでは「エリートや天才を育てるための英才教育!」なんて紹介されがちですが、実はその始まりは、まったく違うものでした。 筋金入りの「観察オタク」だった女性医師 彼女がどんな人だったかというと、もともとは19世紀末のイタリアで、猛烈な男尊女卑の壁をぶち破って医学の道を志した、女性医師の先駆け(最初期の女性医学博士)です。 当時、女性が医学部に入るなんて前代未聞の時代。授業への出席を拒否されたり、嫌がらせを受けたりし
7月8日


写真の裏側にある、私たちの「ちょっと誇らしい秘密」―― #そらまめタグ で読み解く、泥んこの服と子どもの「百の宇宙」
保護者の皆さん、いつもそらまめ幼児園・保育園をあたたかく支えていただき、本当にありがとうございます。 前回のブログで、「夕食後にお子さんを抱っこして、コドモンを見ながら『今日こんなことしたの?』と楽しくおしゃべりする『家族のアルバム』にしてほしい」とお伝えしました。 実はあのブログを書いたあと、現場の先生からハッとさせられる指摘をもらったのです。 「園長、私たちが毎日送っている写真や記録って、単に『可愛い瞬間を集めたアルバム』って意味だけじゃないですよ。そもそも保育ドキュメンテーションって写真の記録ではなく、子ども達の記録です。あの文章じゃ、保育ドキュメンテーションが何かという部分が半分くらいしか伝わっていません。」と。 完全に私の勉強不足でした。 先生にそう言われて、私は改めて「保育ドキュメンテーション」について勉強し直し、当園の発信のやり方を見つめ直しました。 そこで気付いた事は、「子どもたちのありのままの姿を記録するだけではなく、保育のプロとしての目線から見えた『今、この子がこんな風に成長していますよ』という確かな証拠を、皆さまと共有するた
7月3日
7月2日


子どもの笑顔を家族の真ん中に。~私たちが「写真付きの記録(ドキュメンテーション)」を届ける本当の理由~
いつもそらまめ保育園・幼児園の運営にご理解とご協力をいただき、ありがとうございます。しかもこんな奇怪な文章を見てくださって本当にありがとうございます。。 今回は、毎日、日々の保育の様子を写真とともにお届けしている「ドキュメンテーション(活動記録)」について、そもそもなぜ送っているのかいう理由と共に、私たちの想いとねらいをお伝えしようと思います👀 お家での「コミュニケーションのきっかけ」に 私たちが毎日、子どもたちの活動を写真付きでお送りしている最大の理由。それは、この記録がご家庭での「親子の会話のきっかけ」になってほしいという強い願いがあるからです。私たち保育士が常日頃体験している、「子ども達が輝いている瞬間」や「くすっと笑える瞬間」などの「忘れられない場面」を共有したい!というSNS時代特有の感情が底にはあったりするのですが💦、それだけでなく、配信された写真をお子様と一緒に見ながら、「今日はこんなことしたんだね!」「一緒に写っているのはだあれ?」と、ぜひご家庭で言葉を交わす糸口にしていただきたいです。 体験を言葉にする力と、共有する喜び.
5月13日


一生を支える「自分らしさ」の土台づくり。 —— 倉橋惣三とモンテッソーリが教える0・1・2歳の価値
はじめに なぜ、今このコラムを綴るのか 日々、子ども達のニュースに触れるたびに色々な情報に出会います。そのような情報に触れるたびに 「早く言葉を覚えてほしい」「将来のために、今のうちに何かをさせなければ」。そんな風に、親としての深い愛情ゆえに、焦りや不安を抱えている保護者の方も少なくないのではないかと感じてしまいます。 しかし、子育てにおいて本当に大切なことは、目に見える変化よりも、むしろ「目に見えない時間」の中に隠れています。そらまめ保育園が「根っこ」を育てる保育にそこまでこだわるのか。「こんな事をこだわりながら保育している保育園がある」「その保育論の根拠は先人たちがこのように言ったからである」という事書く事でママやパパの気持ちが少しでも楽になってくれれば、と思い拙い文章ですが書かせていただこうと思います。 「根っこ」の時代 —— 0・1・2歳児の真実 ここ筑前町・弥永の空の下、子どもたちは今日ものびのびと過ごしています。季節が巡るたびに見せる豊かな自然は、私たち大人に「育てる」ということの本質を教えてくれている気がしています。...
4月27日


そらまめの芸術監修に「鳥越一輝氏」就任
いつもそらまめ保育園・幼児園の運営にご理解とご協力いただき、ありがとうございます。前回のコラムまでは「3つの柱」についてお話ししましたが、今回は私たちが大事にしていきたい「表現する力」と、新たに取り組む芸術活動についてお伝えします。 「100の言葉」を形にするということ 現在、そらまめではイタリアの「レッジョ・エミリア・アプローチ」を参考に、子どもたちの表現活動を大切にしています。このアプローチの根本には「子どもには100の言葉がある」という考え方があります。 子どもたちは、私たちが想像する以上に多様な表現の手段を持っています。描くこと、作ること、動くこと……。自発的な思いを形にし、それを外に向けて発表して、誰かに認めてもらう。この「自分の内側にあるものが社会に届く」という経験こそが、子どもたちの自己肯定感と「自分らしさ」を育むと私たちは確信しています。 アーティストと共に、内なるセンスを解き放つ 一方で、私たち保育士は保育のプロではありますが、芸術の専門家ではありません。子どもたちの心に眠る「内なる芸術性のセンス」をより深く、より鮮やかに引き出
4月7日


4月の献立と食育だよりを公開します。
お世話になっております。 サボっておりました🙇 4月の献立を公開させていただきます。
4月7日


柱③ 温かい地域との触れ合いを通じて温かい心を育む
3つの柱説明シリーズも今回で最後。3本目、「地域との触れ合いから、温かい心を育みま す」という方針に込めた想いをお伝えします。 私たちが「弥永」にこだわって園をつくった理由 そもそも、なぜ私たちがこの筑前町弥永という場所にこだわって保育園を建てたのか。そこには強い思い入れがあります。 この地は、代表が実際に住んでいる場所であり、私(園長)自身が生まれ育った、かけがえのない故郷です。幼い頃から人々の温かさに触れ、支えられて育ってきました。「本当に温かい人たちばかりのこの場所で、子どもたちを育てたい」——その強い気持ちが、そらまめ保育園の原点です。 自然豊かな環境で働く農家の方や林業の方など、魅力的な大人たちの姿を子どもたちに間近で見せてあげたい。そんな 地域の人々への全幅の信頼 が、私たちの保育の根底にあります。 大人の背中から学ぶ「コミュニケーションの見取り稽古」 私たちがこの柱を通して大切にしているのは、子どもたちに「保育士のコミュニケーションを『見取り稽古』で学んでほしい」ということです。 言葉で「こうしなさい」と教えるマナーよりも、私たち
4月7日


柱②「自分らしさ」が、未来を切り拓く力になる
こんにちは!「そらまめ保育園」です。 前回のコラムでは、「遊びの中にこそ、一生モノの学びがある」というお話をしました。今回は、私たちの保育の2番目の柱である 「『らしさ』を尊重し、主体性を育む」 についてお話しします。 「好き」を突き詰めることは、自分を知ること 私たちは、子どもたちが「自分らしく育つこと」を何よりも大切にしています。 では、どうすれば「自分らしさ」は見つかるのでしょうか? それは、たくさんの経験の中から 「自分が何を好きなのか」を自ら発見し、それを徹底的に深掘りすること だと考えています。 「自分はこれが好きなんだ!」という確信は、自分自身のアウトライン(輪郭)を作ります。好きなことを突き詰め、遊び込む過程で、子どもたちは「自分はこう生きていきたい」という自立の芽を育てていくのです。 12人の「好き」が生み出す、十人十色の景色 実際に私たちの園を覗いてみると、その「自分らしさ」の芽がいたるところで花開いています。 例えば、「縄跳びを生きているヘビに見立てて遊ぶ事が好きな子」や「デュプロの人形を主役にして、自分だけの理想の家をコツ
2月24日


柱①遊びの中にこそ、一生モノの学びがある
こんにちは! 筑前町弥永にある、「そらまめ保育園」です。 私たちは、定員12名という日本でも数少ない超小規模な保育園。目配山に抱かれた、「ザ・田舎」という最高の環境で、毎日「少人数だからこそできる保育」を追求しています。 今回は、私たちの園が大切にしている特徴の1つ、『遊びから生きる力を育む』についてお話しさせてください。 子どもの「好き」は、最強のエンジン 「遊びが大事」と言うと、「ただ遊んでいるだけで大丈夫?」と不安に思う方もいるかもしれません。でも、実は子どもにとっての遊びは、大人の「恋愛」や「夢中になれる趣味」と同じくらい、エネルギーに満ち溢れたものなのです。 例えば、好きな人に良いところを見せたい時。誰に言われなくても、自分から一生懸命おしゃれをしたり、自分を磨いたりしますよね。あの、「誰かに強制されるのではなく、内側から湧き出てくる力」こそが、成長の最大の源です。 子どもたちもその力(モンテッソーリの言葉を借りれば自己教育力)は備わっており、その興味や熱量の向かう先が「遊び」です。 「大好きな絵のパズルだから、難しくても最後までやり遂
2月2日
そらまめ保育園
今後色々と徒然なるままに書いていこうと思いますのでご期待ください。
1月28日
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